名詞の使い方
名詞は、特殊な言葉や堅苦しい言葉を使わずに、日常一般に使われているやさしい言葉で表現します[*出典]。
名詞のルール
- 難しい言葉を避ける
- 一般化していないカタカナ用語を避ける
- 難解な専門用語を避ける
- 不要な省略を避ける
- 独自の複合名詞を避ける
1. 難しい言葉を避ける
措置→処置・取扱い
牙保→周旋・あっせん
彩紋→模様・色模様
2. 一般化していないカタカナ用語を避ける
アスピ→向上心
フィジビリ→実験
ジャストアイデア→思いつき
コンセンサス→合意
3. 難解な専門用語を避ける
RFP→提案依頼書
4. 不要な省略を避ける
MTG→ミーティング
MGR→マネージャー
代引→代金引換
5. 独自の複合名詞を避ける
時間短縮料理術→時間が短縮できる料理術
[出典]
内閣通知『公用文作成の要領』(1952)によると「(用語については)特殊なことばを用いたり,かたくるしいことばを用いたりすることをやめて,日常一般に使われているやさしいことばを用いる。」と定められています。
[参考]
一般財団法人テクニカルコミュニケーター協会『日本語スタイルガイド』(2016)では、名詞の使い分けについて「一般化していないカタカナ用語は避ける」をはじめとしたテクニカルライティング上でのルールが述べられています。