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PDFを使ったオンライン校正の方法をご紹介します。無料であるAdobe Acrobatを使い文章校正を自動化することによって、校正業務を大幅に削減することが可能です。
wordrabbit team
制作物をチェックする際、「紙だと回覧の手間がかかるのでオンラインで校正したい」「働き方の観点から、オンラインで校正箇所を集約したい」といった悩みをお持ちの方は非常に多いかと思います。
この記事では、Adobe AcrobatによるPDF校正で校正業務の一部を自動化し、手間や時間を大幅に削減する方法を、実際の画面を用いて詳細にご紹介します。
少子高齢化が進み日本の労働人口が年々減少する中、企業には過去に例をみないほど、DX変革が強く求められています。ぜひこの記事を、制作部門におけるDX推進にお役立ていただければと思います。
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PDF校正を使ってオンライン校正を実現することによって、作業時間を大幅に削減し、制作業務のDX化を進めることができます。
■画像(時間削減)
それでは、実際にAcrobatを使ったオンライン校正で業務を効率化する方法をご紹介します。
Acrobatが搭載されていないPCの場合には、Acrobatをダウンロードします。表示・コメントの追加ができれば問題ないため、無料の「Adobe Reader」以上であれば問題なく利用できます。
PDFデータ上で校正を行ったら、該当箇所を選択して、コメントのマークをクリックします。
コメントを記載して、投稿をクリックします。必要な場合には「@」ボタンを押した後、担当者をメンションします。
修正箇所が記載されたPDFデータを、デザイン担当者に対して、メールやサーバー経由で共有します。
デザイン担当者は、PDFデータのコメントを見ながら修正箇所を反映します。
反映の流れ
※Illustratorでアウトライン化を行ったテキストについては、PDF上で注釈を付けることができなくなるため、アウトライン化は行わないようにします。
PDFを使ったオンライン校正の方法をご紹介しました。Acrobatを使うことによって、業務のデジタル化が実現できます。
日本全体で労働人口が減少している状況であるにもかかわらず、校正が必要な文章の数は減少していません。企業や制作物に期待される水準が下がっているわけでもありません。このような中、より競争力の高い部門や企業を作り出していくためには、それぞれの業務のDX化が欠かせません。今やDXは経営課題です。ツールを使いこなし、生産性を向上させる最適なフローを生み出しましょう。
文章力を鍛えて向上させることを目指す方に向けて、役立つ情報を取り上げます。文章力は毎日トレーニングすることで身につきます。より自由に、分かりやすい文章を書くための、文章力の高め方を発信します。