独立語とは・意味

独立語は、他の文節とは直接関係がない文節のことです。独立語とそれ以外の文節の関係を、独立の関係といいます。

文節とは

文節は、意味がわかる一番小さな単位の区切りのことです。文節に区切るには、「ネ」や「ヨ」を入れて自然な場所で区切ることがポイントです。

文節などの言葉の単位の基本やポイントについては、言葉の単位の記事で紹介しています。

独立語の例

日本語の独立語の一覧の例です。

さあ、出かけよう。
はい、その案件は私が担当しました。
山田くん、早く準備を終わらせなさい。
わがまま、それが嫌われる原因ではないか。

独立語の一覧・種類

日本語の独立語は大きく4つの種類に分けることができます。独立語の分類の一覧をご紹介します。

(1)感動

感動(驚き、喜び、悲しみ、怒り、疑い)をあらわします。

「あら・ああ・あれ・えっ・おお・おや・まあ・やれやれ」

(2)呼びかけ

呼びかけをあらわします。

「もしもし・こら・これ・これこれ・さあ・そら・それ・どれ・ね・ねえ・もし・やあ・やい」

(3)応答

相手から言われたことに応じて答えます。

「ああ・いいえ・いや・うん・ええ・はい」

(4)あいさつ

あいさつの気持ちをあらわします。

「こんにちは・こんばんは・さようなら・おはようございます」

独立語の品詞

感動詞、名詞が独立語になります。独立語の後ろは「。」で区切ってもおかしくない文節です。感動詞は、「わぁ、さあ、はい、こんにちは」などで、自立語で活用がない名詞も、他の文節と独立して使うことができます。

形容詞

まとめ

独立語について解説しました。ポイントは3つです。

独立語とは

  • 独立語とはほかの文節とは関係がない文節
  • 独立語の後ろは「。」をつけても違和感がない
  • 独立語と感動詞は違う

独立語の働きについて解説しました。正しい日本語を覚えることで、相手に誤解を与えることが少なくなり、言いたいことがスムーズ伝わります。間違った文章を指摘することもできるようになるので、少しずつ覚えていきましょう。